ザ・インド -Old Delhi-
オールドデリーにいってきた、という話。
オールドデリーは、もちろんニューデリーができたあとでオールドになったわけで、歴史が古い街。そして、それがある意味そのまま残っている。70年代、80年代から、だいぶ姿が変わった街も多い中、ここだけはそんな変わってないような、そんな感じ。つまり、汚い臭い人混み…まだ暑さがないからマシなものの、ヒトの熱気臭気はすごかった。
さて、まず、コンノートプレースの西隣りの駅に滞在してる友達とホテルで合流。ここは日本人向けのホテル、観光会社が多いみたいで、まあそういうところには悪い人がうようよいますよ、ということ。
なんだかタバコから始まってありとあらゆるもの勧められたけど、なんとか振り切って、(ちなみに全然高くないと思う。わからんが。)無事ホテル着。
宿のおっさんと話して少ししたら、ちょうど友人も宿に帰ってきたとこだったので、メトロでレッツゴー。
イエローラインChandni Chowkで下車。
シク教のお寺。
シク教徒はみなターバンを巻いている。よく「実は−」という流れ・文脈で語られるところだけど、いわゆる日本人のインド人に対するイメージに合致するこのターバン巻のインド人はシク教徒。無論、ヒンドゥー教がマジョリティで、シク教徒は2%くらい。少ない。(けれどターバンはやっぱり目立つので、あまり少なくは感じない。)
このたび会社にシク教の人が入ってきたのでいろいろ話聞いてるけど、この宗教の話はまたの機会に。
そこからレッドフォートを正面に臨みつつ、友人はすでに観たとのことだったので、また機会があれば来ようと思い、右折。
まっすぐ行くとえげつない量の渋滞に遭遇。レーンとか歩道とかそういう概念なく、我先にと道路は車、バイク、オート、サイクルリキシャでぐっちゃぐちゃになってたので、そこの間隙を縫ってくと、Jama Masjidがお目見得。
イスラム寺院なので、靴を脱ぐ。(タージマハルもそうだった。)どうやら入り口のおじさんが入場料300くれと言っている。ほんとか?うーん高いような。でも看板にも書いてあるし、それはどうやら本当のようなので支払う。
(ガイドブックには、基本無料、カメラ代200ルピーとある。これが値上がったのか、単にボラれたのか…)
入ってインド人と一緒に写真撮ったりして、中央くらいまで行ったところで、自称オフィサーに呼びかけられる。
「カメラ代300払え」
「えっ」
「俺はオフィシャルな人間だ。(首からぶら下げてるIDを見せてくる。)チケット見せろ。」
見せる。
「追加で300だ。」
怪しすぎる。
よしそんじゃあ入り口行って確認しよう、って言うと彼らは「それはいい」といって散っていった。
その後もチラチラ視線感じだと思ったら、またズンズン近づいてくる。
「閉まるから出ろ!」
今度は嘘でもなんでもなく、どうやらムスリムお祈りの時間なようで、信仰者以外は出なきゃいけないらしい。(後でガイドブック確認したところ、16:30〜17:15は入場不可と書いてあった。)
ってわけで追い出されました。彼らはいったい…
出口から。
どこでもみんなクリケット。(遠くて見難くてすんません。。)
その後、インド料理の名店と名高いKALIM HOTELにいくことに。
Jama Masjidの南門出てすぐとのことで周辺をうろうろするも、全く見つけられない…何人かに聞いてようやく発見。細い路地入ったとこにあって隠れていました。
このへん。
ちなみにこの周辺はおいしそうなタンドリーチキンがたくさんあった。今度来たら、トライしたい。
さて、このお店ですが、マトンのキーマカレーがめっちゃ美味しかった。一枚9ルピーのくせに、ロティ(チャパティ?)もクオリティ高し。
ちなみに日本でインド料理の主食というとナンが一番メジャーですが、こちらではナンは高級なレストランで食べるもの。普通はチャパティという全粒粉100パーセントの薄い生地を焼いただけのものを食べます。これは美味しいとか美味しくないとかない。ただの小麦。
このお店やっぱり評価に違わず良かった。
お店出たら、10歳くらいの子供がぶつかってきた。「すかさず10ルピー!」と群がってくる。「ちょろちょろ〜(ヒンディでgoみたいな意味)」て追い返したらなんかすごい満面の笑みでどっかいった。インドは、子供『は』すごいかわいい。
そのあと、駅まで、せっかくなのでサイクルリキシャ乗ることに。そんなするものじゃないし。
近くにいた若者にも助けられ、スムーズに交渉終了。ちなみに良い運転手とは、気弱そうな人のこと。元気が良かったり、すごい話しかけてくる人はだいたい降りて金払う時に揉める。揉めて怒鳴ってきて人がたかり、気付いたら1対10とかになってる。
変な話だけど、気の弱そうな人見つけて、相場で乗って、最後降りるときに10ルピーほど多く払って、あー良い事したなーと悦に浸るのが、一番気持ち良い、結局。