ゆるゆるインド生活日誌(旧)

2014年12月から半年ほどインドでインターンしていた学生(当時)のブログです。

インターンの話

今自分は、クライアントである日系海外法人アドミンとの窓口になっているわけですけど、なかなか上手くいかないもんです。

 

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クライアントにもいろんな事情があって、その事情を最優先にしなければいけないわけですが、なかなかうまくいかないわけです。それは自分ではどうしようもなくアウト・オブ・コントロールであったり、あるいは自分の未熟なところに由来しているところだったり。その境目がわからないってのが、よりキツイところですね。

 

仕事に対する価値観が違うのは当然ですが、商慣習もだいぶちがう。

 

 

今自分が働いてる会社は俗にいう「不動産仲介」ってやつで、オフィス仲介(結構凄い 実績有ったりする)もやってるんですが、僕は駐在員向け高級コンドミニアムを担当しています。また、ターゲットが外向けだからか、イミグレーションのサポートもやってます。(このチームも優秀みたい。)日本人向けフリーペーパーに目を通しても、最近こんな感じのビジネスしてる会社がインドでは増殖しまくってるみたいですが、正直アパートメントだけが他社より優れてるとは言えない感じです。頑張ろう。

 

あと、クライアントさんから聞いた話ですが、この手の会社で自分みたいな学生をよく見かけるみたいです。まあそうだよね。

 

 

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コンドミニアムの場合は、仲介だけで終わらなくて(終わる場合もあるけど)、だいたいサービスアパートメントという形で貸します。

サービスアパートメントとは、家具の貸出・サーヴァント手配・フリーメンテ…など(契約で定められている範囲内で)あらゆるサービスを提供します、というもの。駐在もたいていは2-3年で、家具を買うのは非効率的ですし、モノがぶっ壊れやすい海外ではこのサービスは人気があるようです。高いけど、会社からも補助出ますし。

 

日本では水道、ガス、電気はもちろん、備え付きの家具類に問題が起こった際、だいた いはオーナーが面倒を見てくれると思いますけど、こっちでそのつもりで賃貸契約書よく読まずに契約なんてしたら大変です。まず面倒見てくれません。というか、本当に誰も好意でやってくれるとかないので、最悪ほったらかしになります。50度にもなろう真夏にエアコンのコンプレッサーが逝ってしまい、そのまま 1ヶ月。って方も。最悪なことにその物件はコンプレッサー1つが全ての部屋のエアコンとつながってる形のものだったので、全部屋アウトです。

 

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ところでオーナーというのは、コンドミニアムの持ち主・大家のことです。これがまた、一件一件ごとにオーナーが異なるんですね。例えば、人気の某コンドミニ アムは約1000物件入ってますが、全部違うということです。まあ複数持ってる人もいるでしょうけど。あまり自分には馴染みがなかったですが、もしかしたら馴染みがないだけである程度資産価値のある物件だったらインドのみならずよくあることなのかもしれませんな。(だけど、いくら自分のものだからといって、壁まで取っ払っていいんですかいな。)

 

まあとにかく、1部屋ごとにオーナーが異なり、それぞれ言い値も条件も全く違ってくるので、交渉がなかなかハードです。(僕は直接交渉はしませんが。コネがないので無理です。)お客さんにも御予算が有ります。オーナーは、よくわからないブローカーを通すより、より信頼ある日系大企業と直接契約を結びたがります。そのほうが安く済みます。だけど、お客さんはサービスアパートメントを要望されるのでそれも無理な話です。(契約書を2方向に作れば可能ですが、非常 に面倒です。)

 

とにかくそんな感じで、なかなかうまくいかないけど、それはどうしようもない気もするし、でもそこで諦めてもいけない気がするっていう葛藤に苛まれているところです。終。